過去のセミナー・イベント報告

井原市・井原サンサン交流館セミナー報告:孤独死を防ぐ地域の力

こんにちは。
岡山・倉敷で遺品整理や生前整理を専門とするココピアです。

先日、井原市・井原サンサン交流館にて、井原市社会福祉協議会様よりご依頼をいただき、「孤独死を防ぐ地域の力」と題したセミナーで講師を務めさせていただきました。

お仕事帰りの方も参加できるようにと夜19時からの開催でしたが、会場にはなんと約40名もの地域の方々!
皆様の真剣な眼差しに、この問題への関心の高さを改めて感じました。

孤独死は、他人事じゃない。でも、地域で防げる命がある

井原市では、元々地域の方々の見守り活動が根付いているとのこと。
しかしながら、最近では、

「見守り活動って、本当に意味があるの?」
「最近、活動がマンネリ化している…」

そんな声が聞こえ始めていたそうです。
だからこそ、私達が遺品整理や生前整理の現場で見てきた「リアル」をお伝えするためにお声がけいただきました。

事例紹介

孤独死・孤立死で亡くなられた方のお部屋のお掃除を特殊清掃といいます。
講演では、私たちが実際に目の当たりにしてきた、いくつかの事例をお話ししました。

ご近所との繋がりが感じられたケース

日頃からの挨拶や声かけがあったことで、異変に早く気づき、死後2日で発見に至りました。

社会からの孤立が招いた悲しい結末のケース

仕事を辞め、心を病んでしまったことで、誰にも助けを求められず、発見が遅れてしまいました。

「見守り」が「生きる希望」に繋がったケース

ご近所の方の機転で転倒しているところを発見され一命をとりとめた後、「これからの人生をより良く生きるため」にと前向きに生前整理を始められました。

孤独死は、決して特別なことではありません。
しかし、新聞受けにたまった郵便物、干しっぱなしの洗濯物…
そんな日常の些細な「サイン」に気づける関係性が地域にあれば、救える命があります。

まとめ

大切なのは監視ではなく、心地よい距離感の見守り。今回の講演が、地域全体で温かいつながりを育むきっかけとなり、皆様の活動のヒントになれば、これほど嬉しいことはありません。

ご参加くださった皆様、そして貴重な機会をくださった井原市社会福祉協議会の皆様、本当にありがとうございました。

セミナーをご検討の方、お気軽にご相談ください

株式会社ココピア講師 家じまいアドバイザー 藤原 真由美

「私たちの地域でも考えてみたい」「専門家のリアルな話を聞きたい」そう思われた自治体、社会福祉協議会、企業の皆様、ぜひお声がけください。
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