生前整理

遺言書とエンディングノートの違い

最近、重要な就活の一部として、エンディングノートを書く人が増えています。

もしものときに備えて、予め家族に大切なこと、伝えておかなければならないことを、このエンディングノートに書いておくわけです。

エンディングノートを用意しておくと、とても安心した気持ちになれるのでおすすめです。

ところで、このエンディングノートと遺言書と目的としていることが似ていますが、何が違うのでしょうか。

両者の違いは、まず法的拘束力があるかないかが違います。
遺言書は法的拘束力がありますが、エンディングノートには法的拘束力はありません。

二つ目に、書き方が規定されているかどうかが違います。
遺言書は決まった書き方があり、正しい書き方をしていないと無効になってしまう可能性があります。

それに対して、エンディングノートはもともと法的な拘束力のないものですから書き方にも規定がなく自由です。

また、遺言書などの公正証書遺言は数万円かかるが、エンディングノートは数百円程度ですむことや、伝える内容が遺言書だと、財産の分け方がメインとなることなども違います。

エンディングノートは財産よりも、心や思いを伝えるノートなのです。