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二回忌がない理由

回忌、花

皆さん、一周忌や三回忌等を聞いたことはないでしょうか?

回忌というのは亡くなった人の命日から何日、何年経ったのかを示すものです。

一周忌はご遺族、親族、友人、知人などが参列して
僧侶による読経のあと、一同で焼香・会食(お斎)をしますよね。
これを命日から一年目に行う事はご存知でしょう。

しかし、満二年目の回忌を三回忌と言う事をご存知でしょうか?
何故二回忌が無いのかというと、数え方が違うからです。

年数で計算すると、
亡くなったそのときを 1回忌 として
満1年 で 2回忌 になります。

しかし、実際には2回忌とは言わずに一周忌と言います。
これが混乱の原因になるのです。

何故一周忌というのかは、
忌(いもごり)という亡くなってから1年間は、
外部との接触を絶ち、
亡くなった故人を偲んで生活を慎む風習がありました。
それから一周したということで一周忌と呼ばれるようになったのです。

仏教的な話になりますが、
2回忌は一年目つまり一周忌であり、
亡くなった人が未だ直近でその人だけの法要をさすので
2回忌という言葉を使わないのです。