こんにちは。
岡山・倉敷で遺品整理や生前整理を専門とするココピア、広報スタッフです。
本日、2月13日(木)に岡山市南区にある妹尾公民館さんにて、生前整理セミナーを開催いたしました。

事前申し込みでは早いタイミングから【満席】とご連絡頂いており、皆さんの関心の高さを感じて、わくわくしておりました!
そんなセミナーの様子を少しご紹介いたします♪
目次
参加者の大半は80~90代!

参加者の方は、みなさん元気でニコニコしながら会場へ足を運んでくださいました。
一般申込もありましたが、妹尾公民館さんのサロンメンバーの方が半数来てくださったようです。
非常に健康的な皆さんですが、お話してみると「今年で85歳になるよ」「いま90歳!」と、教えてくださる年齢を聞く度にびっくり…!
皆さんのように健康的に年を重ねていきたいなと感じました😊

女性が20名ほど、男性は5名と、やはり女性の参加者が多い印象でしたね。
セミナーの様子
今回も講師は、弊社取締役の藤原真由美が務めさせていただきました。

一方的に話を聞いてもらうだけ…というのも味気ないので、今回はたくさん対話していただく内容をご用意してました!
セミナーの中で「日本人はなぜモノを捨てられない傾向にあると思いますか?」「業者へ片付けを依頼したら、いくらかかると思いますか?」など、質問させていただきましたが、皆さんすぐ答えてくださって、非常に温かい会場の雰囲気がありがたかったです✨

さまざまな話をする中で「わかるわかる」と頷いたり、真剣にメモを取っている姿がとても印象的でした。
価値観ワーク
『生前整理』のお話をするうえで、まずはご自身の気持ちと向き合うことが大切です。
しかし、なかなか日常生活で、「自分の価値観」について考える機会はないですよね。
だからこそ、今回は2種類のワークを通して、ご自身にとって「モノ」への価値観はどうなのか、振り返っていただきました。

さらに、せっかくたくさんの参加者様がいるので、グループごとにそれぞれの意見をシェアしてもらう時間も設けてみました。
ワーク1『あなたにとって「捨てたいな…」と思っているモノは?』

まず一つ目のテーマは「捨てたい」と思っているモノについて。
漠然と「片付けたい」と思っている方が多いと思うので、具体的に何を手放したいと思っているのか挙げてもらいました。
- 衣類
- 布団、座布団
- 食器
- 使い切った通帳
- お墓
上記のような意見はどのグループからも出てきていましたね。

そのほかには、
- 戦時中に使っていたカバン
と答える方もいらっしゃいました。
戦争を経験している年代の方々だからこその意見ですよね。

思い出深いものはなかなか手放しづらく、かといって日常的に使うわけでもないので、80年近くご自宅の奥で眠っている物も多い印象でした。
ワーク2『あなたにとって大切なモノは何ですか?』
次に、先ほどとは反対で、「大切なもの」についても考えていただきました。
意外にも、『特にない』と言う方がもっとも多かったです。

「自分が亡くなった後のことは子どもに任せるように話してる」と言う方や「複数回引っ越しをする中で必要なものが精査されたか残したいと思う物はない」と言う方がいらっしゃいました。
そのほか、書いていた方の意見としては、
- 写真
- 貴金属
- 本
- 通帳・現金
- 仏壇
- 孫からの絵はがき
などなど、思い出のものか貴重品を挙げている方が多い印象でした。

セミナーを通して感じたこと
皆さんとても気さくな方ばかりで、色んなお話を聞かせて頂けて、私たちにとっても学びの多い時間でした。

「大切なモノはない!」というご意見が多かったことが少し衝撃だったのですが、その言葉の裏には「自分が大切に思っている物だけど子どもたちはいらない(ゴミ)と思ってるから…」という想いもあったようです。
戦後の日本を生きてきて、親からは「モノを大切にしなさい」「もったいない」と言われてきた世代が、今では「モノを持ちすぎ」「こんなに要らないでしょ」と言われてしまっていることを痛感しました。

生前整理を推進している立場として、「片付ける」=「モノを減らす」というイメージが強くなってしまっているのではないか…それによって生きづらさを感じる方がいるかもしれないことに気づかせていただきました。
世代間でのギャップを減らすためにも、それぞれの価値観を理解し、伝えていくことが必要であると感じる機会でした。
ご参加いただいた方からの感想
今回ご参加いただいた皆さんの感想を少しご紹介します。
- 仏壇のことで悩んでいたので話が聞けてよかった
- 持ち物の確認をしてみたい
- 整理しないとダメな物たくさんあるので考えさせられました
- 信用のできる業者さんにめぐり逢えた気がしました
ありがたいお言葉も多く、非常に嬉しいです。
本日のセミナーが何かのきっかけになっていたらいいなと思います。
まとめ

今回セミナーの最後にもお伝えしましたが、自分の価値観に気付いたのであれば、それをご家族との対話につなげてほしいのです。
きっとはじめは意見の食い違いで衝突することもあるかもしれません。
しかしそこで諦めず、しっかり対話を通して、ご家族との価値観をすり合わせてほしいと思っております。
- 「これからどう生きていきたいか」
- 「自分の死後、家族にはなにを残したいか」
- 「それを実現するためには何をする必要があるのか」
人生100年だとしたら、80代の方は、まだ20年あります。
今日気付きがあったなら、今日がはじめるチャンスだと思って、小さな一歩を踏み出してみませんか?

その際、ご自身ではどうしても難しい・何から始めたらいいのかわからない、という方がいたら、ココピアへお気軽にご相談くださいね♪
あらためて、本日はありがとうございました!
今回、満席ということでご参加いただけなかった方のために、もう一度妹尾公民館さんでセミナーさせていただく機会をつくっていただけるかもしれませんので、また決まり次第お知らせいたします。