生前整理

形見分けを始めるのに適切な時期とは?

形見分けは基本的に葬儀など親族が一同に集まるときに行います。
仏教では四十九日の後ですが、宗派によって時期が違う場合があり、神教で五十日祭の時、キリスト教はそもそも形見分けの習慣がありません。

宗教によって時期が異なるので、親戚や親友などご遺品を贈る人たちが判明したら形見分けをする時期はあらかじめ相談しておくと良いです。

遺言に形見分けについて言及されている場合はその時期に行い、ご遺品を贈る人々を自宅に集めます。
目上の人に形見分けをすることはありませんが、本人がどうしても欲しいと表明した時だけ、贈るのが一般的です。

ご遺品は袋や布などに包まずにそのまま渡すのがマナーです。
絵画など高価なごご遺/品は贈与税の対象になることがあるので、ご遺品を整理する人に対して税金が負担にならないように平等に渡します。

蔵書や歴史的な資料、作品、道具などは価値が高いので、図書館や研究機関、団体に寄贈しても良いです。
衣服や時計は親族に贈り、日記や住所録など故人の記録が残った物は2年〜3年は保存しておくと良いので形見分けリストから外します。