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自死という言葉の役割

これ以上迷惑をかけたくないといったような気持ちから自ら死を選んだ方の死を「自死」と呼ぶ文化が広まりつつあります。

「自殺」と聞くと、衝動的で、その後片付けや各方面の手続き、謝罪など多くの人に迷惑をかけてしまうような感じがしますよね。

「自死」と聞くと、生前の迷惑を自らの死をもって清算するというようなイメージで、何となく身辺整理をしてからこの世を去る感じがするという方も多いようです。

自殺というと文字通り、「ご自身を殺す」というネガティブイメージが付きまとうのに対し、「自死」は「自ら考えた結果、死を選ぶ」という、どちらかというと本人の尊厳が守られるイメージになるのです。

「本人にとってもご遺族にとっても重い事実だが「自死」は殺すという言葉を使わないため、多少でも嫌な意識を薄めてくれる。」
という声もあります。

言い方ひとつですが、周囲の心の痛みが少し軽くなることもあるのです。

皆さんはどう思われますか?