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通夜ぶるまいでのマナーとは

通夜が終わると、その後食事などをふるまう事が珍しくありませんが、これを「通夜ぶるまい」と言います。

通夜ぶるまいには、知っておくべきマナーがいくつかあります。

通夜ぶるまいでは、供養のために行われるので、勧められたら席について箸をつけるのが礼儀ですが、長居したり、飲みすぎはしてはいけない、というのが普通です。

この時、箸をつける事が供養になるとされ、一口でもいただく事が礼儀となっていますが、あくまで故人を偲び、ご遺族の心を慰めるために行われるものですから、長居はせずに30分程度で退席するのが良いでしょう。

故人を偲ぶ席ですから、故人とは関わりのない話をするのも避けるべきですし、会話の声もあまり大きいと、このような偲ぶ場には好ましくありません。

そして、席の順序ですが、僧侶が参加していれば、最上座に僧侶、ご遺族や喪主は末席に座るのが通例となっています。

また、杯を手にしたときは、近くにいる人とコップを合わせたりする乾杯はしてはいけません。
献杯をし、杯を軽く上げるだけ、というのも通夜ぶるまいでのマナーです。

あくまで、故人を偲び、ご遺族を慰める場である事をわきまえておきましょう。